日本財団 図書館


 

下剤
峻下剤
?@コーラック(錠 5mg)
?Aラキソベン(液)
?B加香ヒマシ油
?@?Aは大腸粘膜を刺激して、?@は5−8時間後に、?Aは7−12時間後に排便する。?Bは小腸粘膜を刺激して、2−4時間後に液状便を排泄する、朝に服用するとよい。
適応:食中毒、急性中毒。
用法:?@1回量5−15mg(1−3錠)
?A1回量5−7.5mg
?B1回量15−30mlを服用する。
注意1. 虫垂炎や高度の便秘時に使用してはならない。
2. 毒物が脂溶性の場合は、?Bを使用してはならない。
3. 排便前に腹痛を起こすことがある。
保管:室温保存。
緩下剤
?@プルセニド(錠 12mg)
?A強カバルコゾル(カプセル 30mg)
?Bサラリンソフト(錠)
?@は大腸粘膜を刺激して運動を先進させ、8−12時間後に排便させる。?Aは固い便塊を軟化膨張させ、かつ腸の運動を助けて、生理的に近い状態で排便させる。効果が不十分な場合は、?@を併用する。?Bは固い便塊の軟化と、大腸の運動亢進によって排便させる。
適応:便秘。
用法:?@1回量12−24mg(1−2錠)、就寝前に服用。
?A1回量5−6カプセルを就寝前に服用するか、1日量6カプセルを2−3回に分けて服用する。
?B初日1錠を就寝前に服用。通便の具合や状態をみながら、少しづつ増量していく。
注意:1.急性腹症(急性虫垂炎など)や重症の便秘がある場合は、使用を避ける。2.不快感、腹部膨満感、腹痛などが現れることがある。
保管:室温保存。
その他の消化器官用薬
ドンペリドン
ナウゼリン(錠 5mg)
吐き気や嘔吐を止める。胃内容の排出を促進させる作用もある。
適応:吐き気、嘔吐。そのほか食欲不振、腹部膨満感、胸やけにも有効。
用法:1回量10mg(2錠)、1日3回食前に服用。
注意:下痢、腹痛、便秘、などの副作用が現れることがある。
保管:室温保存。
<泌尿生殖器官用剤>
子宮収縮剤
バッカク類製剤
?@メテルギン(錠 0.125mg)
?Aメテナリン(錠 0.125mg)
妊娠末期や分娩直後の子宮を収縮する。また子宮の血管を圧迫して止血作用をもたらす。
適応:流産。
用法:?@?A1回量0,125mg(1錠)、1日2回(朝・夕)服用する。
注意:1. バッカク製剤で過敏症を起こした者は、本剤を使用しない。
2. 吐き気、嘔吐、めまい、耳鳴り、亢奮などが現れることがあるから、使用前に当該医薬品に添付されている説明書を熟読する。
保管:室温保存。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION